ブログ
Blog
2021.06.07

過剰な時代

こんにちは、営業スタッフの福井大樹です。


蒸し暑い日がいよいよ始まりましたねぇ…。


全国では新型コロナワクチンの接種が、1回目・2回目共に進みつつあります。様々な意見が飛び交っていますが、皆様は冷静に自分自身の状況を考えて、どうするのか決断していただければと思います。


さて、昨年から続くこの新型コロナウィルス禍の最中、こんな事をいうのは、何かと批判を浴びるかもしれませんが、現在人の私たちは、ほんとに”きれい好き”になってしまいました…。


何かといえば除菌、殺菌、そして消毒!何もそこまでしなくとも、と思ってしまう程、神経過敏に”汚れる”ことを嫌うようになってしまいました…。


確かに清潔な環境にいるのは、安心で快適なのかもしれませんが、その分”か弱く”なっていますよね…!?



具体例で言いますと、手洗い一つとってみましても、よほどの汚れが付かない限り、十数秒程度の水道水の流水での手洗いだけでも充分汚れを洗い流せると、東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生は、その著書の中で言われています。


それに石鹸やハンドソープ等の殺菌成分や洗浄成分は、人の皮膚にとってはある意味刺激が強く、本来皮膚のバリアとしての働きをしてくれる皮膚常在菌までも洗い流してしまい、却って肌の乾燥や肌荒れを招いてしまい、外界の雑菌に対してむき出しの状態に皮膚をさらしてしまうそうです!


この藤田先生のご意見をどう受け止めるのかは皆さま次第ですが、一つの参考意見としていただくのはいいのではないでしょうか…。


また、藤田先生は同じ著書の中で、ご自身のゼミを受講している学生たちの恋愛観についても触れられています。


どういった内容をお話されているかというと、いわゆる”草食系”男子が増えた事や結婚をしたがらない若者が増えたのは、この”潔癖すぎる”時代が招いたと現象だと言われています…。



著書の中では、(いささか具体的ですが…)子供が産まれ出てくる女性の陰部に対して、男子学生たちは単に小便や大便等の排泄する器官であり、それ以上の興味を示せないというのです!?むしろ恋愛感情を抱くのは、二次元のアニメやゲーム、漫画の美少女たちだそうです!?


この事象の背景には、徹底した家庭での衛生観念の植え付けがあるようで、オシッコやウンチは”バッチイ”もの!だから排泄器官も”バッチイところ”という認識になってしまっているようです。だからその部分をお互いに使って子作りをすることなんて、”汚れる”からしたくない!という風になってしまっているようですね…。(驚)


各家庭の教育方針と衛生観念の変化が、未婚率の上昇やサブカルチャーといわれる日本が得意としている分野の隆盛に影響を及ぼしているとは、いささか驚きですね…!