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2022.06.13

知・識・解・行

皆さんこんにちは。営業スタッフの福井大樹です。

全国各地で梅雨入りし始めましたね。

ジメジメする日があるかと思いますが、元気に過ごしたいですね…。

そんな中、私の暮らす町で痛ましい事故が起こりました。

私が暮らしているマンションから歩いて数分の所に、宇治川という川が流れています。

その河川において、小学生の男の子が溺れて行方不明の後、数日後に10数キロ離れた場所で、遺体として発見されたという水難事故が起こりました。

色々なところから、この事故についての情報を探ってみますと、当日は男女6人の児童が、この河川敷で遊んでいて、その内2人の男児児童が、なぜか川の中に入り、深みにはまったのか、2人とも溺れてしまい、1人は300メートル程流された地点で、通報により駆け付けた警官に救助されたものの、もう1人はそのまま下流に流されてしまい、警察・消防双方の捜索虚しく、当日は発見されることが出来ずに、数日後に無残な姿で遺体として発見されたという事でした…。

私も含めて地元の人たちは、この宇治川の水流の中に入ろうなんていう気にはなりません。

この宇治川は、天気の良い日に目にする穏やかな川の流れと、天候が崩れた時に見せる水の勢いが激しく怖さを感じさせる両面の様子を持っています。

所々浅くて、少し水の中に入るくらいなら、どうってことはないだろうと感じる場所は確かにあるのですが、油断は禁物で、いきなり深くなったりして足を取られそうになる場所がたくさんあるんですね。

だから親御さんや周りの大人たちが、自然の怖さや身の周りの危険な場所を、子供たちにキチンと伝えておく事が大切だと判ります…。

この時に、ふと頭の中によぎったのは、もう30年近くも前になりますが、現代文の予備校講師の方が授業中に教えてくれた言葉でした。

「知・識・解・行(ちしきかいこう)」

この言葉は、四字熟語ではなく、その講師の方が造った”造語”です。

知➡知らない物事に出合って、その存在をただ単に確認する
識➡初めて知った物事を、ある程度認識する
解➡その物事をより深く知ることにより理解する
行➡物事を理解することにより、行動に移す

といった感じの意味合いだったかと思います…。

この講師の方は、受講生たちに受験勉強において成果を掴んでほしくて、伝えてくれたのかもしれませんが、大人になってから私は、折に触れてこの言葉が脳裏に浮かぶことがあります。

この言葉の通りに動くことが意外に出来ないんですね…。

ですがこの事故に限らず、あらゆる物事において、この言葉の意味を実践出来ると、身の周りの物事の展開が違ってくるのではないかと思います。

「知・識・解・行」

皆さんには、どう捉えられたでしょうか…!?

私の好きな言葉です…。