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2022.06.06

多様性を受け入れる時代に…

皆さんこんにちは、営業スタッフの福井大樹です。

世間を見渡してみますと、マスクを外されて行動されている人たちをよく見かけるようになりましたが、皆様はどのように思われますか!?

周囲の視線が気になりますから、マスクを着用もせずに公共の場へ出る事は、私としては躊躇いがありますが、そんな中、世間の空気や独自の見解でマスクを外して行動される方が出てきたのでしょう。

まだまだ予断を許す時期ではありませんから、時と場合を考えながら、息苦しくない行動をとりたいものですね。

さて、世の中が変わってきたのかなぁ、と思える光景を最近目にしました。

高校生たちの帰宅風景を目にしたのですが、その中に、スラックスを履いて歩いている女子高生を目にしました。

私が高校生の頃は、男子が詰襟やブレザーにスラックス、女子はセーラー服やブレザーにスカート、等という制服のスタイルが定番でしたが、どうやら最近は各学生の希望に沿って、制服のスタイルを選べるようなんです。

それで少し調べてみましたら、全国の女子学生のスラックス採用率は、全国平均で4割超にもなっているようなんです。

この数字をどう捉えるかは、それぞれの見解があって当然でしょうが、私としては、良い方向に学生の世界が変わってきているのかなぁ、とも思います。

LGBTQという性的マイノリティを表す概念が認知されるようになり、様々な考え方や物の捉え方が少しずつ認知されるようになってきています。

そんな中、大人たちから押し付けられる価値や概念を受け入れるだけでなく、自分で選んで考えて学生生活を進めていく意思が、制服ひとつ取っても感じさせられるからです。

皆さんは、”昔は良かったなぁ…”なんて、過去を振り返る事はありますか!?

確かに辛い思いや大変な思いをされていたら、いっときそう感じる事があるでしょう…。

ですが、総じて世の中は昔より現在(いま)の方が良いに決まっています。

高校生たちの登下校風景のお話のついでに、同じく今度は小学生の下校風景を見て、感じた事をお話したいと思います…。

最近よく見かけるようになったなぁ、と思える光景は、「ハーフ」や「クウォーター」と思われる児童を目にするようになりました。

肌が黒く、目が大きく、そして背丈があり手足が長く、ご両親のどちらかが外国の方と思われる児童が、楽し気に友達と帰宅の途に着いている光景を目にする事が各地で見かけられます。

この光景も目にして、良い時代になってきたな、と私は思います。

昔であれば、そういった子供たちは、外国人との「合いの子」扱いされて、いじめの対象になっていたものですが、今ではすっかり周囲に溶け込み、流暢な日本語で友達と楽し気にやり取りしています。

既に他界されていますが、「鉄人」と呼ばれて広島東洋カープで長年プレーされて、国民栄誉賞を受賞された衣笠祥雄さんは、進駐軍の兵士だったアフリカ系アメリカ人のお父様と日本人のお母様の間に産まれた「ハーフ」だったため、子供の頃はいじめを受けていたそうです…。

女子プロレスラーのアジャコングも、米軍基地に勤務するお父様と日本人のお母様の間に生まれた「ハーフ」だったため、やはりいじめを受けていて、すごく悩んだそうです…。

昔は自分たちと何かが違うというだけで、いじめや排除の対象とされてしまっていたのが、現代では価値観が変わってきたのか、違和感なく周囲に溶け込み、生活しています。

もちろん他人の目に見えないところでは、彼らは悩みや苦労を抱えているかもしれませんが、少なくとも「昔」よりは環境や価値観は変わってきており、「現在(いま)」は彼らにとって生きやすい時代になっていると思うんですよね。

日本は島国ですから、どこか排他的な”もの”があるように感じるのですが、この30年~40年で少しずつ国際化してきたため、様々な民族の方々や様々な地域や国の価値観が、日本の生活の中に浸透してきています。

国際化が重んじられ、様々な価値観を尊重する時代へとなっていくのであれば、これからは例えば、お花の先生がアメリカ人でもいいわけです。お琴の先生がアフリカ人でもいいわけです。更にはお茶の先生がインド人でもいいわけです。寿司職人が黒人でもいいわけです。

あらゆる物事に、あらゆる価値観が尊重され、そしてあらゆる人種の人たちが、自由にイキイキと生活している環境というのは、ある意味これから少子高齢化が進んでいる日本という国には、必要な「状況」なのではないかと思うんですね…。

深い考察があるわけではありませんが、ふと目にした何気ない光景から、将来の、こうあれば良いなぁ、という考えをお話させていただきました。

皆さんは、どう感じたでしょうか…!?