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2021.12.28

思いやりのある社会に…②

皆さん、こんばんは。営業スタッフの福井大樹です。

いよいよ令和3年もあと数日となり、1年が終わろうとしています。

この1年、皆様にとっていかがでしたか!?

それぞれの捉え方があるかと思いますが、”来年は”、又は”来年も”、振り返れば、良かったなぁ、と思える1年になるように、色々と努力しないといけませんね…。

また、やはりこの年末は厳しい寒さとなりましたね!?

風邪などひかないように、又、新型コロナウィルスのオミクロン株になど、感染しないように、充分お体の健康には気を遣われてください…。

さて、以前の投稿で、私は転職により20年前に実家を出て京都の街に移住した、というお話を披露いたしました。

この街は何かと環境が整った場所でして、交通の便もよく、医療施設や区役所、更には商業施設が何かと揃っており、日頃の生活に不便を感じることが少ない、私にとっては住み心地が良い街なのです。

ですが気になることが一つあります…。これは何も私の住む町だけではないかと思うのですが、「野良猫」の存在が沢山感じられるのです。

私と妻が徒歩で行動する範囲内には、数か所「野良猫」の”たまり場”が存在しています。加えてその内のある場所は、10匹前後の猫が集まる場所なのです。

私は愛玩動物と呼ばれる、犬や猫といった動物たちは好きですし、無意味な虐待や殺生は好みません。しかし「優先順位」をつけるとなれば、やはり人間の存在が上に来ます。

ですのでその土地の住民たちの生活に支障をきたすような、「野良猫」の存在は考えていかないといけないとも思っています。

そういった中で、近隣住民の理解を得ることなく、ただ単に「かわいそう」といった感傷で、エサやりを続け、野良猫の繁殖を招いてしまうようなことをしている人たちがいます。

この行為が更に”かわいそう”な命を増やしてしまうんですね…。

こういった人たちの考えはある程度解るのですが、やはり控えるべきではないかと思うのです。

確かに野良猫たちも私たちと同じ「命」です。おなかも空けば喉も乾く。暑いと感じるし、寒いとも感じるでしょう…。時には仲間やつがいも求めるでしょう…。

それを思うと、彼らに手を差し伸べたくなる、というのでしょうが、ならばきちんと理解を得なければいけないと思うのです。

幸い京都市では、この街の出身者の女優の杉本彩さんが先頭に立って、「地域猫」又は「さくら猫」といった動物愛護の取り組みがここ数年活発に行われています。

それに複数の動物愛護団体が、様々な地域のこういった動物関連の相談に対応しているのですね。

ちなみに私は動物愛護活動を行っているある人物から聞いたことがあるのですが、京都の行政は好感度アップも兼ねて、動物愛護活動への取り組みをここ数年色々と取り組んでいるのですが、当の京都の獣医師たちの、野良猫たちがいたずらに増えないようにする、”去勢手術”や”不妊手術”への取り組む意識は低いそうなのです!?どうやら「カネにならない仕事」だと捉えているようなのですね…。

却って大阪市や大阪府下の獣医師たちの方が、動物愛護活動への取り組み意識においては先を行っているとの事でした…。

話は逸れてしまいましたが、”かわいそう”と思うのであれば、一人で勝手な行動に出るのではなく、同じ想いを抱いている「仲間たち」と共に、”助けたい命”について考えてあげることが必要なのではないかと思います。

独りでは出来ない事でも、”仲間”が集まれば、変えられたり叶える事が出来る物事だってあるはずです!

”独りよがりな思いやり”は受け入れられなくとも、”手を携えて取り組む努力と姿勢”は、きっと地域の住民や野良猫たちを”害獣”扱いしている人たちの心を動かすことが出来ると思うのです…。

野良猫は野生動物ではありません。

元々は人間によって飼われていた動物たちです。

野良猫でも、「イエネコ」なのですよ。

遠い昔に、彼らの祖先が人間の手から離されて野に放たれたことにより、彼らは「野良猫」として生活しているんですね。

人間の都合により、彼らは外での暮らしを余儀なくされているんですね。

そういった彼らを将来的に少なくしていく、且つ受け入れられる存在にしてあげる事が、私たち人間が今後考えていかないといけない取り組みだと思うのです…。

彼らが受け入れられて朗らかに過ごしている町は、きっとそこに住む人たちも、温かさを持った人たちが多く、住みやすい町になっているのではないかと思います。

そうなればきっと社会的弱者や小さな命に、思いやりのある町になっていることでしょう…。

私も”小さな命”に対して、何ができるのか妻と探していこうと思います。

そうすれば今住んでいる町は、これからも安心して暮らしていける温かい町になると思いますから…。

それでは皆様、よいお年をお迎えください…。