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2021.12.19

思いやりのある社会に…①

皆さん、こんばんは。営業スタッフの福井大樹です。

今年も残すところあと10日余りとなりましたね…。

皆さんにとって、今年はどんな1年だったでしょうか…!?

この2年近く、新型コロナウィルスの感染拡大により、どことなく閉塞感を感じる月日が続いています。

心から思いっきり晴れやかになる時がなかなか持てないと感じることが多々あります。

皆さんはいかがですか…!?

さて、世間は年末に向けて、華やかな風景となってきました。

クリスマスが控えており、それが終われば瞬く間にお正月の空気が世間に拡がります。

家族連れや恋人たち、そして仲間たちと楽しい時間を過ごそうと、世間にどことなくワクワク感が出てきたように感じます。

こんな世間の空気の中、6~7年前に目にした大手全国紙の特集で読んだ記事が、私は今でも頭の片隅に残っています…。

内容は、貧困母子家庭についてでした。

「シングルマザー」の家庭の子供たちは、満足に食事をすることが出来ておらず、常に空腹でひもじい気持ちを抱いたまま、悲し気に生活しているとの事でした…。

かつて母子家庭で育ち、貧困に苛まれていた若い女性は、中学生だった当時を振り返って、とても切ない思い出を語っていたんですね…。

クリスマスイブの夜に、母親と二人、食卓を囲んで食べたのは、それぞれおにぎり2個のみ、だったという思い出でした…。

日本は、”全国総中流社会”といわれてきましたが、そうではないですよね。

大きな「格差社会」へと変わってしまっているんじゃないかと、私は思います。

この「格差社会」を否定するつもりはありません。

努力して勝ち取った収入と裕福な生活や環境は、やはり前向きに生きる上でのモチベーションとなります。

ですが、社会的弱者に優しい社会にもなって欲しいものだなぁ、とも思うんですね…。

話は少し脱線するかもしれませんが、プロ野球解説者の落合博満さんは、現役時代、ペナントシーズン終了後に、かつて2年に1度開催されていた、アメリカ大リーグ選抜と対戦する日米野球の際に、選抜されて来日していたメジャーリーガーから、あることを教えてもらったそうです…。

その大リーガーの選手は、現役時代の落合博満さんにこう話されたそうです…。

「俺たちは努力して、羨ましがられる報酬だけじゃなく、地位や名誉、それに快適な生活環境を手に入れたんだ!ちっぽけなギャラにしかならないこの日米野球なんて、俺たちには日本観光のついででしかないんだよ。せっかく成功者になったのに、怪我でもしたら大変なことになる。だから真剣勝負をしてもらおうなんて期待しないでくれ。」

「だけど、俺たち成功したメジャーリーガーたちや母国の本当の”金持ち”たちは、ここで終わらない!自分が成功者になったのなら、今度は貧しいけど、日々前を向いて生きている人たちをサポートしようと、ボランティアの活動に関心を寄せるんだよ!」

「そういった姿を見てくれた子供たちが、俺たちのようになりたいと、努力してくれて、晴れてメジャーリーガーとなったなら、俺たちを尊敬して、ずっと称えてくれる。その誇りのために、俺たちは必死にメジャーリーグでプレーしているのさ!」

当時のその選手は、そんな事を話してくれたそうです…。

日本もこんな想いで努力する人たちが増えていけば、もっと温かみを感じる社会へと変わるのかなぁ、とふと思ったんです…。

私はまだ、他の人たちに何かしてあげられるような立場でも状態でもありません。

だけど”温もり”を与えられるような存在になれるように務めることが、これからの自分を成長させ、”救う”とも感じるのですね…。

皆さんは、どう感じます…!?