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2021.09.20

垣間見える将来の現象

こんにちは、営業スタッフの福井大樹です。

堤防沿いや田んぼのあちらこちらに彼岸花が咲き始めましたね。この花を見るようになるとすっかり秋だなぁ、と感じます。

昔は周囲の大人たちが、彼岸花は縁起が良くない花だと言っていたのですが、私は個人的には好きな花です。

これは私の夢ですが、マイホームを持つなら、趣のある日本家屋を持ちたいと思っています。更にその家の横には水車があり、そして家の周りを一面彼岸花で覆われた環境にしてみたい!とも思っています。(この環境にピンッ!ときた人は、かなりマニアックな人です…(笑))

さて、報道では大々的には触れられていませんが、視点を変えると日本の将来を垣間見る出来事がありました。

皆さんは「ルパン三世」という作品をご存知でしょうか!?

モンキー・パンチ原作の漫画で、50年以上前に、「漫画アクション」にて連載が開始され、その後テレビアニメ化され、数々のテレビシリーズや劇場版が制作され続けている作品です。

その中に登場するルパン三世の仲間の一人に、「次元大介」という拳銃の早打ちガンマンがいます。その声を担当していたのが、声優の小林清志さんというお方なのですが、この度高齢(88歳)による体力的な問題から、約50年間務めてきた「次元大介」の声の担当を引退することとなったそうです…。

ご本人は、90歳まで現役で「次元大介」の声を演じたかったそうですが、なかなかうまくいかなかったみたいですね…。

この引退劇は視点を変えると、私たち日本の将来の高齢者の在り様を示しているように、私は感じました。

小林清志さんの引退は、いうなれば自ら一線から退く「勇退」ですが、これからの日本は、高齢者になったとしても生活のために、”一線に居続けないといけない”のではないかと思うのです…。

充分な年金の支給を期待する事は出来ませんから、現在務めている会社で定年を迎えたとしても、嘱託社員としてそのまま働き続けるか、又は別の仕事に就いて新たに収入を得る努力をしないといけないでしょう…。

加えて労働力不足が益々問題化されることから、外国人労働者のニーズだけではなく、専門的な職種に関しては、高齢とはいえ知識が豊富な実務経験者が求められる傾向がより大きくなるような予感がします…。

だからたとえ周囲からは”ロートル”と呼ばれようが、働き続ける高齢者が多くなるような感じがします…。

私も将来に何も保証を持たない立場ですから、たとえ70歳を超えようが、求められまいが、生活を守るために何かしらの仕事を続けていかなければいけないと思っています。

そのためには日頃から体のケアと、新しいことを学ぶ姿勢というものを大切にしないといけないと考えています…。

ちなみに今回の「次元大介」役の交替ですが、「ルパン三世」ファンからは安堵と歓迎の意見が多いようですね…。

なぜかというと、小林清志さんから「次元大介」の声を引き継ぐのは、大塚明夫さんという声優さんなのですが、この方のお父様も声優をされていた大塚周夫さんというお方です。

何と大塚周夫さんは、テレビシリーズパート1で、ルパン三世の仲間の一人、「石川五右衛門」の声を演じられていたのです!ですから親子で「ルパン三世」の作品に出演する事となったのです。

更には小林清志さんと大塚明夫さんは、約30年前に劇場公開された「機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー」にて、作中登場する敵勢力”デラーズフリート”の上官と部下の役柄で共演しており、ガンダムファンからも感慨深く受け取られているようですよ!?

小林清志さんのように、惜しまれつつ一線から退くことが出来るように、常に前向きに日々努力していかないといけませんね…。