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2021.08.25

盛り塩の意味(後編)

こんにちは、営業スタッフの福井大樹です。

早速ですが、前々回の過去の体験談の続きです。(笑)

元家具屋だった物件での営業も二か月程過ぎようとしていた頃だったと思います…。

その日は多分週末で、少し無理をしてでも溜まった事務仕事を片づけようと思い、当時の店長と新人スタッフの2人を先に帰らせて、独り店舗に残り仕事をしていました…。

一緒に働く仲間に気兼ねする必要がないので、その方が気持ちが楽だったんですね。私は軽食をつまみ食いしながら、またオーディオをFMラジオに合わせてラジオ番組を聴きながらのんびりと溜まった事務仕事を片づけていました…。

時刻は夜の9時を回ってしまっていたかと思います…。切りもいい頃合いだったので、仕事を終えて帰宅しようと思い、着替えるために居住スペースだった2階へ上がりました。

当然誰もいませんし、明かりも点いていませんでしたので、真っ暗です。DK(ダイニングキッチン)スペースの蛍光灯を点けて、着替えをしていますと、どうにも何か気味の悪い感じがしました…。誰もいないはずなのに、その2階の居住スペースのどこかに人の気配を感じるのです!?

立ち去る際は明かりを消して、真っ暗な中1階に降りないといけないので、それを想像するとどうにも気味が悪いので早々と下に降りようと、着替えを済ませ荷物をまとめて2階の玄関に差し掛かった時でした。

背中にまとわりつくような視線を感じるのです!?金縛りとか声が出せないとか、そんな現象になった訳ではないのですが、すごく気持ち悪いのです。

衝動的に暗闇の中を振り返ってみると、当然誰もそこにはいません。ですが暗闇の中、ぼんやりと背中が曲がった初老の男性のような輪郭が浮き上がって見えるのです!?

人って不思議なもので、ドラマや映画ならきっと絶叫して怖がるような状況なのですが、私に至ってはそんな事はありませんでした。二度見して、理解しがたい現象に出くわしてしまった事を否定するかのように、無言で静かにゆっくりと階段を降りて、階段を全て降りきってから通用口の傍まで来てから、全速力で店舗から出たのでした!!(笑)

そして店舗の外にあったブレーカーのスイッチを切り、専用口のシャッターを大急ぎで乱暴に閉めて、慌てて自転車に飛び乗り、全速力で帰宅の途に就いたのでした…。

人って、受け入れがたい現象に出くわすと、二度見するんですね!?(笑)自分で体験してみて、初めて解りましたよ…。(笑)

この体験談は、その当時の一緒に仕事をしていた仲間や同僚たちには話したことがありません。話したところで、大して関心を示してはくれないだろうと思ったからです…。もちろんその後もその場所で仕事は続けましたが、遅くまで残業することは二度としませんでしたし、必要以上に2階に上がることも控えました…。

ですがあの影のような輪郭は何だったのか!?今となっても全く解りません…。トイレにあった水気が無くなった盛り塩と何か関係があったのでしょうか…!?

これが昔私が体験した不思議なお話です…。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。