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2021.08.23

盛り塩の意味 (前編)

こんにちは、営業スタッフの福井大樹です。


新型コロナウィルスがパンデミック状態となっております。


皆様や皆様のご家族、ご友人の方たちはお変わりないでしょうか…!?


様々な憶測や情報が飛び交う中ですが、ご自身で確信できる情報を元に行動をしていただけたらと思います。


さて、皆様は”盛り塩”の意味をきちんとご理解いただいていますか…!?


盛り塩は、由来の一つとしては、中国の時の支配者の妾(この表現が適切かどうかは別問題としてください)の女性が、自分の住まいへ皇帝を立ち寄らせるために、皇帝の乗り物であった牛車(羊に引かせていたとする説もあり)の牛を立ち止まらせるために、玄関先に塩を盛って置いたとする説があります。


転じて日本においては、牛車に乗って行動する経済的に裕福な貴族たちに、店を覗いて買い物してもらえるように考えて、車を引く牛に塩を舐めさせ立ち止まらせる為に、玄関先に置いたとされています。いうなれば商売人が千客万来の願いを込めて始めたとされているおまじないの一つです。


ですから今でも老舗の料亭等の玄関を見てみると、盛り塩がされている光景を見かけることがあります。


しかし商売人の世界から一般の民衆にこの風習が伝わると、少し違った意味合いで受け取られたようですね…。


今から8年前(2013年)の秋が深まろうとしていた頃のお話です。以前お世話になっていた会社に務めていた時、私は京都府の某市で仕事をする事となりました…。


9月から11月の3か月間の予定で宣伝店を開催する事となり、その街で仕事をする事となったのですが、自宅から電車で通勤すれば近鉄電車と阪急電車を乗り継ぎ1時間以上掛かるものの、自転車で通勤すれば25分から30分で通えるという事で、その街への通勤は自転車で通う事にしました。


借りた物件は、かなり広くて大きく3階建てで屋上付きの店舗ビルのような物件でした。当時の会社の先輩に聞いた話によれば、そこは昔から家具屋があったとの事でした…。


開店前の設営時にその物件の中を確認してみると、1階は天井が高いまるまるショールームのスペース。一般的な民家にしたら3階に相当する高さに2階があり、そこは家具屋を営んでいた家族の居住スペースのようで、4DKの間取りでした。更に3階が倉庫スペースで、2階から伸びる外部の階段を昇れば屋上に出られるという物件でした。


店舗を設営してみると、1階の店舗空間は、充分な空間がありましたので、売店コーナー、講習会スペース、そしてスタッフが待機するバックヤードはそれぞれゆとりをもって設営することが出来ました。そのなかで、その物件の2階居住スペースも使用することが出来るとの事でしたので、私は私服から着替えるための更衣室代わりにその2階の居住スペースを使う事としました。


何よりこの2階の居住スペースが便利だなぁ、と感じたのは、着替えるのには充分な広さであり、しかも完全なバックヤードなのでお客様が立ち入らず、お客様の存在を意識せずに休憩をとることができ、しかもウォシュレット便座の洋式トイレがそのまま使用する事が出来た事でした。


ただ、このトイレの入口に、水分が抜けて固まった盛り塩が両脇に置かれていた事が、少し気味が悪いなぁ、と思わせたのでした…。


この続きは次回にしましょう。(笑)